一昨年から続く新型コロナウイルスの影響は、わたしたちの生活を一変させ、制限と制約という不自由の中を生きています。当たり前のように外ではマスクをして過ごし、お互いの素顔を見る機会が極端に少なくなりました。今までならワイワイおしゃべりをしながら楽しく食べていた食事の時間も、「黙食」が当たり前になりました。　そのような状況の中で改めて気づいたことは、こどもたちの豊かな育ちにとって、遊びは何にも替えられない経験であるということです。遊びは発見であり、感動であり、自己実現です。仲間との協力であり、無から有を生み出す営みでもあります。こどもは生活のすべてが遊びであると言っても過言ではありません。しかしその遊びの経験から、人生にとって大切なことをたくさん学んでいるのです。​　こどもが「遊ぶことの自由」を保障するのは大人の責任です。そのため、今年の夏も感染症対策に最大限配慮したキャンプを実施します。ぜひこの冬も、こどもたちの毎日が輝きに満ちたものとなりますようにと願っています。